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「母を近くに住まわせたい」の願いから始まるストーリー前編

「母を近くに住まわせたい」の願いから始まるストーリー前編

「母を近くに住まわせたい」の願いから始まるストーリー

神奈川県北東部に位置する、川崎市のほぼ真ん中、溝の口。ここから、このお話のご家族は町田にやってきました。現在のご家族はご夫婦と小学校3年生の女の子が1人の3人家族です。

私達家族は溝の口で、賃貸マンションに住んでいました。子供が生まれ1年。子供が小さいうちに戸建てに住みたいと考え、町田にやってきました。最初は見知らぬ土地で不安ばかりでしたが、自然も豊かで街も発展していて道路や公共施設もとても綺麗で便利。移り住み8年になりますが、今では町田が大好きになりました。たまに地元に戻ると、道も狭く帰るのが億劫になるくらいに…地元の先輩や友人からは「戻ってこい」と、ありがたいことに何度も言われますが、町田から離れることはないと考えています。実家も、溝の口なのですが8年前に父が他界し、母一人で溝の口駅から2分の便利な場所に暮らしています。

母は孫の顔みたさに町田へ良く来てくれようになり、町田に来たときには、町田の良さを知ってもらいたいのか、家族みんなで薬師池公園やリス園、小山田公園、町田駅周辺で食事や買い物など私が行ったことのある町田をたくさん連れ歩き、その度に「町田いいでしょ。引越して本当によかった」と何度母に言ったかわかりません。自然にもたくさん触れることができ、街も栄えている町田。母も「良いところで良かったね。私もこんな所が良いいな」と話していました。町田に来て2年経った頃から、三和住建さんから、お仕事を頻繁に頂くようになり、社長と初めて顔を合わせたのもその頃だったと思います。数ヶ月前に仕事の打ち合わせしている時に、「図師にいい土地出たよ」という話になり、場所を聞き興味本位で帰りに見に行きました。その土地は、前の道路も広く、少し道路から土地が上がっているので、道路からの視線も気にならず、建物の周りも三方、林に囲まれていながら、近隣住宅もあり安心感が得られる所でありながら、プライベートも守られ、自然の豊かさも感じられる120坪の広い土地でした。


これは車も数台置け、庭もありバーベキューをやっても近隣の方に迷惑にならない場所。庭も使い方によっては、色々なことができそうな予感。池を作って鯉を飼っても良い感じと、妄想が膨らみます。後から聞いた話ですが井戸水も出るとか。まぁそれはやらないですが… とにかく私にとって夢広がる場所でした。それからまた数ヶ月が経ち、たまたまその場所での仕事が入り、7時間くらい滞在しました。空は雲ひとつない青空、周辺の葉は色付き始め秋を感じる頃でした。夏の日差しも収まり秋のちょっと黄色い日差し、とても落ち着く場所。車の通る音はあるけど気にならない。南面の窓から見える景色は色付き始めた木々、窓越しに座るとポッ〜と自然にリラックスしてしまう。窓越しにウッドデッキとリラックスチェアと豆から淹れたコーヒーがあったらと、またまた妄想が膨らむ。いい場所だ。単純に欲しいと感じましたが私も大人、家のローンがある、仕事も順調だけど、もう1つ家を買うことなど到底できない。でも妄想癖があるのか心はワクワクでした。


 数日後、社長とお話している中で「図師すごい良い場所でした」と伝えた所「それなら買いなよ」と。「はい!買います!」などと言える訳もなく、その時は笑って誤魔化しましたが、その夜また、図師の土地の事を考えていたら「あっ!そうだ」母の家を売って母がそこに住めば良いと考えました。お互いの家も近くなり、気軽に会えるようになる。74歳の母のことを考えると、将来的に心配もありましたので、これは良いアイデアとすぐに母に電話しました。「もしもし、母さん・・・

続く

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